2014年2月16日日曜日

必要とされているエスキス

まとまって当たり前なのが今の試験です。昔に比べて今の試験は解き手側の裁量が多く条件縛りが極端に少なくなっているためほぼ全ての受験生がエスキスを時間内にまとめてきます。語弊があるかもしれませんが、合格率は同じだけど試験の難易度は優しくなっています。だからどんな難しい課題文にも対応出来る力というのが必要になるのは資格学校の課題だけで、今の試験元の課題レベルではもうそこまで必要ないのかもしれません。

今必要とされているエスキス力は、いかに有利な条件でモレなく無難にまとめきれるかにつきます。

ではどうすれば今必要とされているエスキス力を身につけることが出来るようになれるのか。

それは
1.施設の特徴を知るべく現地に足を運ぶこと。

2.客観的な視点にたってエスキスを進めること。

3.指定されたものがモレなく確実に入っているかどうか確認すること。

他の受験生と差がつくのはここくらいしかないんじゃないのかなー。

2014年2月12日水曜日

製図ラベル

「製図の考え方」についてラベルをはりました。
エスキスで方向性を見失ってきた時にまた読み返してみて下さい。
何かしら手助けになるかもしれません。

2014年2月9日日曜日

余裕度

建物のウツワを各階に収まる要求室合計で除した値を、私は各階の「余裕度」と呼んでいます。この「余裕度」がいくつであれば自分は要求室がスムーズに収められるか、ここを一つの判断材料にしています。

私のスタンダードは「1.3」。

その根拠は何か?

それは経験測です。

自分の図面を振り返ってみて「あーこのプランニングは比較的すぐまとまったけど、余裕度が1.4だったから楽に感じたんだな」とか、「このプランニングは余裕度で1.25という数字が出てきたのに要求室の面積調整や階別振分けを検討せずに突っ走ったからコマプランでまとめきれず時間が奪われたんだな」とか、そういう積み重ねによる経験測。

適切な余裕度の値は建物の種類によって異なる場合があります。ビジネスホテルのような小さな要求室に二重廊下で計画するとまた必要な余裕度もかわります。

建物毎に変わってしまう余裕度、どうコントロールすればいいのか?

てっとり早い対策としては、今年度の試験元からの課題が発表されたらフリープランニングをして自分のスタンダードな余裕度を把握する。その余裕度を把握しておけば「このボリュームをこの階に全て収められる、収められない」という判断が比較的すぐ出来ます。
そのことによりエスキスの時短につながることになりますし、苦しい余裕度だと階別振分けを再確認しようという判断になり、階毎の適切なグルーピングを意識することが出来ます。

2014年2月5日水曜日

スパン決めがうまくいかない人は(補足)

スパン決めがうまくいかなかった原因を復習してみましょう。

本当にスパン決めが原因でうまくいかなかったのか。

解答例を見て何をすればうまくいったと思ったか。
ウツワが小さすぎたのか。
自分の階振りが解答例の階振りと異なっていたか。
そもそも解答例の階振りには無茶があったのか。
みんなはどう考えたのか。
どの段階で何を検証していればスパン決めがスムーズにおこなえたのか。

自問自答してみて下さい。

解決策が見つかったら次の課題でエスキスに変化を加えてみて下さい。

2014年2月4日火曜日

スパン決めがうまくいかない人は

そもそも部門毎のボリュームがつかめていない可能性があります。
ウツワに無理矢理要求室を詰めようとしてませんか?
階振りは適切に行われていますか?
スパン決めが出来ない人はエスキス手順を一つ前に戻って検討する必要があると思います。

繰り返しになると思いますが、もう一度いいます。
スパン決めが出来ないと言っている方はスパン決めが出来ないんじゃなさそうです。
部門毎のボリュームがつかめていないことが1番の原因である可能性があります。

具体的な解決策として。
①.別のウツワを用意してあげて下さい。

②.階振りを見直してみて下さい。

スパン決めを解決するための方法で最も効果的な手法は以上の2つです。
面倒臭がらず、一歩前に戻る勇気をもちましょう。