2014年7月31日木曜日

道の駅(温浴施設あり)考察10

コアについて

利用者コアについては当たり前かと思われますがしっかり階段及びEVがあります。

ただ管理者コアについてはこの道の駅には存在しない感じを受けます。

非常用ということで管理とは繋がっていない屋外階段を計画しています。

管理用EVなんてあるわけない(笑)

どーも2方向避難を満たすため法規上仕方なく階段をつけているような印象を受けます。


製図試験的に考えた場合

実例であるからといって屋外階段の計画ありきで進めると

うっかり伏図で階段書き忘れてランク4になるというリスクが出てきても面白くないので

内部に階段をしっかり計画するのが無難かと思われます。

ただプランニングを進める上で階段は管理側とつなげる必要性はないのかもしれません。

管理の位置にとらわれず階段はバランスよく配置して下さい。


予備校ではおそらく管理コアが繋がっていないと大減点くらうでしょうけど^^;

2014年7月30日水曜日

道の駅(温浴施設あり)考察9

実例見た感じ、24時間オープンのトイレの大きさは1コマ程度でよさそう。(特に指示がなければ)

ただ逆に指定がないなら2m×2mでもいいよね?って強気な人がいないとも限らない。(本当ですか?)

もはや道の駅のトイレの体をなしていなくても特別要求していないのであれば

明確な減点とは見なされないという

網の目をくぐるようなことになっては試験元としてつまらないので

トイレについては面積指定せざるを得ないという所に落ち着くんではないでしょうか。


また24時間オープンのトイレとは別にそこまで大きくなくていいので

レストランに近接した位置に別途トイレがあると利便性に配慮しているのかも。

2014年7月29日火曜日

道の駅(温浴施設あり)考察8

前はエントランスホールと情報発信スペースの部門はどのように扱うべきか分かりませんでしたが

実例の傾向を確認した結果、今のところエントランスホールと情報発信スペースは同じ部門内で問題なさそうだなと思いました。


別件で駐車場の管理云々で色々盛り上がっている?ようですが

それは建物にとってみればアプローチに関わる話しでしかないので

建物のプログラム(勝負所)とはチョット別の議論になるような気がします。

駐車場の計画がウラ指導でいう所のビックリ玉になりうる話しかもしれませんが

逆に言うとビックリ玉は想定出来ないので

今悩んでも仕方がないことです。なるようにしかならない。


とりあえず大体建物のプログラム図はつかめたので実際に表現してみることにします。

図面に表現出来たら廊下係数を逆算して余裕度を把握する作業に入ります。

実例見学

栃木、茨城の4箇所を一気に巡ってきました。

建築の勉強のために来たのですが、迷惑にならない範囲で写真とってもよろしいでしょうか?と聞くと大抵OKしてくれました。

今年は見学しやすくてみんな優しい。。客商売だからだろうか。

去年度なんてトイレ使っただけで怒鳴られたし・・(トラウマ)


道の駅の従業員の方から「また来たんですねー。」のような言葉をかけられましたので

もしかしたら日を重ねるごとに傾向と対策を打ち出されて見学しにくい環境になる可能性はあります。

是非早いうちに実例見学には行っておきましょう。


実例見学ではコンベックスで寸法を測るよりも大事なことがあります。

それは他の実例を比較して共通しているプログラムは何か。異なっているプログラムは何かということです。

寸法なんてなんとなくでいいです。両手広げて2m(女性は1.5m)、人差し指と親指で20cm

くらいアバウトな寸法でチェックする程度でかまいません。

あんなお客さんがいっぱいいる所でコンベックスをガチャガチャいじってると

「なんだなんだなんだ!?」ってチョットお客さんが引くのでやめましょう。

現地に行くと大抵図面が掲示されているのでそれを写真に収めます。

その図面をおさめた写真を見つつ、現地を歩きながら共通プログラムを探します。

また共通プログラムでない所は、製図試験的には犠牲系(実例にはあったから大丈夫?)

みたいな引き出しを増やすことが出来ます。

これは実際に足を運んだ人が手に入れることが出来る報酬です。




フリーハンド

作図の時間短縮のためにフリーハンドにするかどうか悩む人がいます。

フリーハンドにして時間が短縮されるなら全然使っていいと思います。

海豆研究所の博士さんが作図は2時間で出来るとおっしゃっているので

作図時間を短縮されたい方は是非のぞいてみて下さい。

目からウロコな作図表現が沢山あります。

で、問題なのはフリーハンドにして本当に作図時間が短縮されるの?という点です。

これは実際に手を動かさないと分からないことです。

フリーハンドにして作図したり、平行定規を使って作図したりしながら両方の図面作成にかかる時間を比較してみて下さい。

外壁部分の作図時間はフリーハンドと定規使用、対して時間が変わらなかったなと思えばまっすぐひける定規使えばいいし

細かな間仕切り壁や家具類等はフリーハンドの方が圧倒的に早いとなれば部分的にフリーハンドを採用してもいいと思います。

みんなが3時間で書く所を2時間でかいてミスが多ければなんの意味もありませんが、

ミスなくまとめきれる時間が2時間で出来るとしたら採用してみたいと思いませんか?

チョット端折り過ぎだなと思えば、そこは標準解答例にならって作図表現すればいいと思います。

図面にかける時間をエスキスに少しでも回せれば他の受講生よりも考える時間が増えますので、

確実に合格出来るプランを練り上げることも可能です。

2014年7月28日月曜日

学科試験お疲れ様でした。

学科組が合流しましたね。
お疲れ様です。

本試験までお付き合いのほどよろしくお願いします。

当たり前の話しですが、製図初年度生の方は製図板を購入しておいて下さい。

シャープペン、私は0.7の2Bだけ使って図面を書いていました。図面には何を書いているか採点者に分かればそれで充分なので、シャーペンは太くて濃い1本だけで攻めましょう。

4Bは柔らか過ぎて図面が汚れやすいので、2Bが私にはシックリきてました。

ペンはある程度軽くてグリップがしっかりしてる方が腕が疲れにくいのでいいですよ。

グリップがギザギザになっていないと滑りやすいので、シャープペンは自分に合うものをしっかり選ぶといいと思います。

また、エンピツタイプの消しゴムも重宝しますので買っておいて下さい。

定規はVANCOと三スケで充分です。

出来る限り使うアイテムは少なくしておくと試験に集中出来るのでいいですよ。


2014年7月26日土曜日

道の駅(温浴施設あり)考察7

おっさんさんのブログで大事な話しがありました。

「道の駅は深夜でも便所は利用可能だった。」と。


また、温浴施設の閉館時間と売店の閉館時間は同じ時間にする必要がないため

仮に別々に閉館時間を設けるのであれば

風除室を入ってすぐ販売スペース or レストランという道の駅のありがちなプログラムには

ならないのではないか。

風除室に入って、エントランスホール的な空間があって、レストランや販売スペース等と温浴施設の動線が明快に分かれるように設計する。

便所については外部から直接アプローチする形とする。(24時間開放させるため)

道の駅は市役所が主体となって計画する建物であるため

市の情報発信スペースというのも道の駅を計画する際に

表現されていてもいたって自然なことである。


その市の情報発信スペースをエントランスホール内に組み込むのが自然なのか

別々に計画すべき空間であるのかそのあたりはまだ私の勉強不足な所です。


でも金曜日に比べたらずいぶん明確なプログラムが頭の中に浮かんでくるようになりました。


お盆までに実例を出来る限り巡ってみたいと思います。

せっかくなので温泉にも入ってみたいですね。

足湯も体験してみたいです。






道の駅(温浴施設あり)考察6

駐車場の扱いについて

本試験的にはいつも通り車椅子1.2台とサービス1.2台くらいと予想。

マイクロバスはあるかもしれないけど、車寄せはないと思う。

隣地が大きな駐車場になっていてそこからアプローチさせるように計画させることが本試験にありがちなパターンなのかな。


2014年7月25日金曜日

道の駅(温浴施設あり)考察5

今、道の駅のプログラム図を調べています。

とても面白いプログラムになりそうです。

今までになさそうな斬新な動線。

WCは過去問にあったものとは少し使われ方が違うかもしれない。

道の駅(温浴施設あり)考察4

空調方式はよほどのことがない限り、空冷ヒートポンプパッケージ方式天井カセット型

あたりを選択しておけばいいと思います。

なんでしょうね、単一ダクトを出さなければいけないなんて試験元が考えているのであれば

チョット大きめの多目的ホールなるものが出されたりするのかな。


まぁそれであっても単一ダクトは用途的に完全に不経済なので、

4m程度であれば迷わずヒーポン採用で記述で環境負荷低減に配慮しました

と記述で切り抜ければ楽に進められそう。

道の駅(温浴施設あり)考察3

レストランは管理部門でつなげる必要はなさそう。

それぞれ独立している事例は沢山ありそうですからね。

後は課題文の条件に従うだけですが、引出しの数は多くもっていてよさそう。

ビジネスホテルにあるレストランと道の駅のレストランは

同じ様でいて違う気がする。


私も実例を試験モードで見たことはないので

学科試験が始まる前に覗いてみようと思います。


道の駅(温浴施設あり)考察2

さて、ここで予備校では温浴施設の位置のパターン出しを始めると思います。

でも、本試験では温浴施設の位置は自分で決めさせると思います。

そうなった場合、自分の中でどちらの階がスムーズにまとめられそうなのか

考えておくといいですね。

私は2階に温浴施設を計画したくなります。

道の駅の利用者総数を考えると、温浴施設よりも

メインとなる室はやっぱり販売スペースやレストランでしょう。

温浴施設はどー考えてもサブです。

「段床形式の小ホールのある地域図書館」の場合と考え方は一緒です。

道の駅(温浴施設あり)考察1

温浴施設のある「道の駅」

要求図書
●1階平面図兼配置図(縮尺1/200)
●2階平面図(縮尺1/200)
●断面図(縮尺1/200)
●2階梁伏図(縮尺1/200)
●面積表
●計画の要点等
(注)要求図面に、図示又は記入するもの
  • 主要寸法、室名、床面積
  • 構造種別、架構形式等に応じて必要となる構造要素
  • 柱、梁等の断面寸法
  • 設備スペース、設備シャフトの位置
  • 避難階段に至る歩行距離・歩行経路   等
_____________________________


要求図書はいつも通りですね。

矩計図は出ません。よかった。

2階建てですか、去年が基準階と同じような雰囲気しましたからね。

2階建ては皆さんおおよそ予想はしていたのではないでしょうか。


今年の部門は大きく分けると利用者と管理者の2種類しかないです。

温浴利用者と道の駅利用者は部門分けしない方がよさそう。

だって、道の駅を温浴施設のみで利用する人はまずいないでしょうから。

いちおー動線は分けはしますが、試験特有のボンヤリしたゾーニングが

標準解答例で出てきそうな気がします。


 

2014年7月16日水曜日

一発逆転模試(製図です)所感3

模試の締切が今日までですね。

記事を書いていないにもかかわらず模試の影響からかアクセス数が多かったような気がします。

私の倍コマを見て頂ければ分かったと思いますが、

実際の合格プランというのはあんな程度なんだと思います。

このプランニングでどーだ!って言いたいわけではなくて

エスキスプロセスを公開することで、みんなが何かを気づいてくれれば

それで私の役目は多少なりとも意味を成したのかなと思っています。


模試提出された方がほとんどだと思いますので

残りの時間で今まで解いた課題の復習をするもよし

過去問の言い回しをあらためて確認するもよし

課題発表される前に旅行なんかいって気持ちをリフレッシュさせるのもよいと思います。

製図が始まったら出かけられませんからね。

製図期間中は嵐のようです。いや、荒波です。なんかとにかく祭りです。

そしてそれはあっという間、ホントあっという間に終わってしまいます。

その製図期間の荒波にうまく乗って下さい。寝る間を惜しんで勉強して下さい。

後悔のないように。

そして少し楽しみながら製図と向き合うといいと思います。

2014年7月14日月曜日

一発逆転模試(製図です)所感2

今回はグルーピングの考え方の確認です.この課題では,
集会・生涯学習部門を1,2階に分けた方が多いと思いますが,
この時,振り分け方の注意点は何でしょうか?

ペンギンさんのメルマガを読んだsatoさんが記事にしていましたので
私も考えてみました。

集会室Aと集会室Bは同一階
音楽室Aと音楽室Bは同一階

ここら辺は100%みんなやってくるでしょうから
ここのグルーピングはマストではないでしょうか。

集会・生涯学習部門という部門名からも分かるように
集会部門と生涯学習部門が同一部門となっているように見えます。
集会的要素の居室は集会部門(仮)にグルーピングして
生涯学習部門的要素の居室は生涯学習部門(仮)としてグルーピングすればいいと思います。




何度も言わせて頂いて恐縮なのですが
この課題の難易度から想定するに集会室と音楽室くらいをグルーピングしさえすれば
クリア出来るレベルだと思われます。

だって、難しいものこの課題。グルーピングが〜とか検討しきれないよ。
要求室をおさめるので精一杯なんだもの。
割り切っちゃう方がいいです。この課題の場合。
時間は有限です。

本試験の場合であれば条件はゆるゆるなので
その程度の課題レベルであればもう少しシビアに
適正なグルーピングを検討していくべきなのではないのかなとは思いますが。

課題文は当然ながら受講生みんなで解きますので
そのうちの4割に入るための戦略というのが課題文のレベルに応じて存在しています。
確実に自分が合格するためにはみんなの思考を想定しながら
みんなを出し抜くポジションを常にキープしなければいけないのです。

2014年7月11日金曜日

一発逆転模試(製図です)所感1

続々模試の図面があつまっているみたいですね。

是非自分の図面を解きっぱなしにせず、他の受講生の図面にも目を通して下さい。

図面の見方としては、気になった項目について受講生の図面をタテ読みしてみて下さい。

多くの受講生が自分と同じように割り切ったことが分かれば

その課題はそう割り切っていくのが自然なことだと分かります。


さて、この課題で気になるのはアプローチの方向が1つにあげられます。

南側からアプローチすべきだったのか。

それとも東側からアプローチすべきだったのか。

皆さんのウツワを拝見するとsatoさんと同じように南側からアプローチするのが

無難だったのではないかと思いました。

なぜかというと、多くの方は下記のようなウツワを採用されているんですよね。


南側アプローチ用ウツワ?
 

このウツワを採用する場合、東側からアプローチさせるのは外構条件をからめた場合

チョット無理が生じます。


 
駐車場からのアプローチ長い?






 
 
敷地から出るの?h20年

 
 
ここで問題なのはアプローチの方向ではないのかな。

南側からでも東側でもアプローチの方向はどちらでもよさそう。
 
ただ東側からアプローチするのであれば、それなりに外構条件を
 
クリアしたウツワを採用してあげて下さい。
 
そのウツワを出すのが難しそうなら思い切ってあきらめて
 
南側からアプローチさせてあげた方が素直なプランになったと思います。
 

2014年7月8日火曜日

一発逆転模試(製図です)質問1

こんにちは。

補足ということでもないのですが、

satoさんが私の倍コマでチョットお話ししていたので回答。


satoメモ

「動線に配慮する。」って結構曖昧な表現なんですよね。

何をもって動線に配慮したとするのか。


直接行き来できるように出入り口を設けることで動線に配慮したのか。

近接した位置に設けることで動線に配慮したのか。


多数派は直接行き来出来るように

エントランスホールと屋外庭園をつなぐ出入口を設けるでしょうから、

エントランスホールから屋外庭園に抜ける出入口さえ設ければ条件クリアだと思います。

屋外庭園に出るための風除室はいらないと思いますよ。

人の流れも主出入口に比べて多くなさそうだし。

あってもいいとは思いますけど。

どちらでもよい?細かな所で悩まない(落としどころ確認)


厳密に言うと東側アプローチで計画している場合は

風除室とは別に屋外庭園用の出入口を設ける必要もないのかもしれませんね。
(H17年標準解答例参照)

私は勝負師じゃないので出入口は別に設けました。

2014年7月6日日曜日

一発逆転模試(製図です)補足

難易度の話しをしましたが、

どんな課題でも難易度を上げないようにエスキスを進めるというわけではありません。

自分の処理出来るレベルまで課題文を調整してエスキスを進めて下さい。

難易度が比較的易しい課題であると判断出来れば、

自分で難易度を上げてより理想形に近づけてみてもいいと思います。

地域交流がコミセンのキーだと思えば、

どうすれば交流を表現出来る建物になるか考えてもいいと思います。

今回の階振りで私は調理実習室と和室を1階に配置しましたが、

2階に持っていくよう計画し直して、

部門の明確なグルーピングにするのも

課題が易しければアリだと思います。


製図の戦い方は

完璧であるより完成させること

合格するためには完成させるだけでなく完璧に近づけて仕上げること

完成と完璧のパランス感覚を持ち図面を仕上げる。

それを時間と相談しながら、かけられる時間を一杯使ってエスキスを仕上げる。

もしエスキスが2時間で終わらなければ2.5〜3.0時間かけてもいいと思います。

それくらいみんなも難しい課題なんだと分かってます。

仮に3時間エスキスでかかったとしても

45分記述、2時間半作図、15分見直しで間に合います。

うまく戦略を練って攻略して下さい。


2014年7月5日土曜日

落としどころを振り返ってみる。

1.スポーツ室の高さ処理(1階 or  2階)

2.既存樹木ジャマ

3.屋外庭園の位置(木があるしなんとなく東側?)

4.APのしにくさ(短辺か長辺かのAPによって計画のしにくさに影響)

5.全てを処理するだけでクリア出来る難易度(細かい所は気にしない)

1.は難易度をあげないようにすべくスポーツ室2階配置で切り抜ける。


2.and 3.既存樹木と屋外庭園の位置を同じ位置にすることで

2重にかかるはずだった外構面積を小さく押さえられる。←難易度をあげない計画。


4.APは王道の長辺方向からのアプローチにすることで

内部の計画をしやすくする。難易度を上げない。


5.難易度的に高いレベルであると判断し、相対的な評価で戦う製図試験では

このレベルの課題であればまとめきればそれだけで勝敗がつくと予想。

細かい部分は気にせず時間内にまとめ上げる気持ち。

完璧に仕上げる所が目標ではなく、完成させる所を目標に設定する。


多少ゆずった所はあるけど、必要以上難易度を上げずに自分がしたい形にもっていけたかな。

一発逆転模試(製図です)思考プロセス7

少し間が空きましたが、倍コマに入ります。


コマプランで出したおおよその各部門ボリューム配置を元に

居室をレイアウトしていきます。


1階倍コマ
 
 
おおよそボリュームを把握しているので
 
するすると居室レイアウトがまとまります。
 
微妙な面積調整は1スパンを6m or 8m に伸縮させて
 
要求面積の-10%以上20%以下を狙って調整していきます。
 
 
管理部門について倍コマではコマプランのままにしておきます。
 
倍コマで管理部門の小さな居室をチョコチョコいじっても
 
見にくい上に、どうにでもなる部分だからです。
 
管理部門は1/400で書ければいいです。
 
 
続いて2階
 
 
 
2階倍コマ
 
 
1階同様ですが、特記事項を満たすよう
 
プログラム図をみながら2階居室を配置していきます。
 
知る人ぞ知る「nara階段」ってやつはやりたかったのですが
 
今回はあえてやめてみました。
 
みんながしそうな利用者コアを用いて
 
まとめられるプランを考えています。
 
 
前室の扱いは特記事項から判断すると
 
音楽室AとBの共用として前室を取り扱うと
 
音楽室AとBの面積計算があいまいになりそうなので
 
過去の標準解答例にあったにせよ
 
前室は別々に計画した方が無難な気がします。
 
 
更衣室をスポーツ室から直接アプローチした形にしていますが
 
これはそういった事例が多数見受けられるので
 
このような計画にしてもさほど問題ではないと思いました。
 
とはいえ トレーニング室のことを考えると
 
やっぱり別に設けた方がよかったのかもしれません。
 
 
エスキスの限りある時間の中でまとめあげるために
 
犠牲系として割り切った所です。
 
 
以上が倍コマでの説明です。
 
 
正直倍コマについては特別技術的な説明はありません。
 
コマプランで出した薄いボリューム枠に
 
要求室がだいたい収まっているような雰囲気であることを
 
感じて頂ければそれで十分です。
 
 
とりあえず私のやり方を1度真似してみて下さい。
 
ザックリ計算しているようで
 
同じプロセスを辿ると一番みんなが苦労するであろうプロセスで
 
スルスルまとまっていくと思います。(たぶん)
 
 
後は1/400ですが、satoさんみたいに上手にまとめられないので
 
私の思考プロセスは倍コマで終了させて頂きます。
 
ブログにアクセスして頂きありがとうございました。
 
 
ちなみに1/400で検討することは
 
・要求室特記事項のモレ確認。
 
・PS EPS (DS)の記入。
 
・管理部門の詳細記入。
 
・外構計画の確認。
 
等になります。
 
 
そして作図に入る前に、プログラム図を再度確認して下さい。
 
ここをしっかりチェックしてから作図に入らないと
 
ミスを発見した時点で自分で時間コントロールが出来なくなってしまいますので。
 
 
 
 
 



2014年7月4日金曜日

一発逆転模試(製図です)思考プロセス6

この階振りを用いてコマプランを進めることになります。

 
階振り4
 
 
右側の数字は各部門の各階床面積合計及びおおよそのコマ数を出しています。
 
左側が1階、右側が2階を示してます。
 
上段が面積合計、下段がそのコマ数になります。
 
 
スパン割りはまだこの時点で正確には決めていません。
 
試験に出る一般的なウツワのグリットは4コマ×6コマなので
 
一般的なスパン割でメッシュをいれている程度という認識でいてください。
 
そうした場合の各部門のボリュームがどの程度占めるのか
 
つかんでおく必要があります。
 
 
さて、そこでこのコマ数をウツワにいれこみます。
 
1階コマプラン
 
1階の各部門のボリュームの検討に入ります。
 
 
集会・生涯学習部門の階振りで出したコマ数は7コマ。
 
コマプランで9コマとれそうなので、この部門についてはOK
 
 
共用管理部門という名称ですが、便宜上、「共用部門」と「管理部門」に分けて考えます。
 
 
共用部門の階振りで出したコマ数は6コマ。
 
コマプランで7コマとれそうなので、この部門についてもOK
 
 
管理部門は階振りで計算したコマ数に+1の調整コマを付け加えます。
 
理由はチョット省略させて下さい。
 
そういうもんだと割り切って頂けると助かります。
 
 
管理部門の階振りで出したコマ数は3コマ。
 
コマプランでは4コマとれそうなのでこの部門についてもOK
 
 
 
そんな感じで2階も検討していきます。
 
 
2階コマプラン
 
 
スポーツ部門8コマ算出に対して、9コマ表現によりOK
 
集会・生涯学習部門5コマ算出に対して、6コマ表現によりOK
 
共用部門1.5コマ算出に対して、4コマ表現によりOK
 
2階に管理部門はないのでOK
 
 
これにコアをバランスを見ながら配置したら終わり。
 
 
 
 
 
ホントにこんな検討だけでいいの?
 
居室配置はコマプランでしなくてもいいの?
 
スパンの割付とかはしなくていいの?
 
いいんです。(私のやり方の場合)
 
色々疑問が出てきて当然だと思います。
 
 
おそらくみんなが悩む場所はここ。
 
十分な検討をせずにコマプランに入るとここで痛い目をみているはずです。
 
 
・コマプランに入る前までにどこまで検討すればいいのか。
 
・コマプランではどこまで検討すればいいのか。
 
・倍コマでどこまで検討すればいいのか。
 
この3つを明確にしておくと、どんな課題でもぶれないエスキスにつながります。
 
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 


2014年7月3日木曜日

一発逆転模試(製図です)思考プロセス5

ウツワ出しに戻ります。



パターン4
 
ここで思い出してもらいたいAPZの3番目に検討したバージョン
 
 
APZの忘れがちパターン
 
これができれば南側にアキ3mを確保する必要もなくなる。
その分めいいっぱい床面積を確保して、頑張っていれこむことに集中します。
さぁ、どーだ。これなら入るよね?
 
そのウツワを使って階振りにいきます。
 
 
 
階振り4:外構を意識しながら最大限とったウツワ。
 
お!どちらの階も廊下係数1.3を超えた。
 
やっといけそうだ。やれやれ。
 
この時点でエスキスは7割はもう決着ついてます。
 
後はどう料理するか。
 
 
 
 
 
 

 
 
 


一発逆転模試(製図です)思考プロセス4

仕方ないのでウツワ出しで検討したパターン2を採用してみました。



階振り3:パターン1より大きいウツワを採用。でも、は、入らない?
 
 
ウツワ面積は1044㎡。
 
パターン1が990㎡なので、大きいウツワのはず。
 
でも入らない。何これ?イジワルだなぁ。
 
1階の廊下係数1.24。
2階の廊下係数は1.29。
 
 
2階は頑張れば収まるかもしれないけど
 
1階は無理。1.24は無理。
 
なんとかウツワをもう少し大きくして
 
1階も余裕のあるプランニングをしないといけない。
 
ウツワはもう検討していないので、新しくウツワを用意してあげないといけない。
 
あー、もー!こうなったらやけだ。
 
出来る限り大きくウツワとってやろうじゃないかとなりました。
 

 


一発逆転模試(製図です)思考プロセス3

つづいて階振り。





 
階振り1:パターン1のウツワを使って階振り
 
 
階振り1で最初に考えたのはスポーツ室の配置。
 
CH=9.0mという高さなので、どう考えても1階が多数派なんじゃないかと思うわけです。
 
1階にスポーツ室を配置すると2階が吹抜けになって、
 
スポーツ室のボリュームが2階にも出てきます。
 
それをなんとか解消すべく集会・生涯学習部門を配置しますが、全然無理。
 
パターン1のウツワより大きすぎる結果になりました。
 
 
何これ?スポーツ室、まさかの2階配置?
 
何をどうこうする術などなく、1階スポーツ室案はボツ。
 
 
考えない。無理なものは無理。
 
 
 
次にウツワはそのままでスポーツ室を2階に配置してみると
 
 
 
 
階振り2:パターン1のウツワを使ってスポーツ室を2階へ
 
スポーツ室を2階に配置して、居室を調整してみました。
 
多目的室はダンス教室としても使うんじゃ、1階の集会室と同じ階振りにしちゃうとうるさいかな?
 
2階の方がいいのかしら。音楽室もあるし。
 
調理実習室を1階にしましたが、この辺はそこまで気にしない。
 
この難易度の課題だとまとめきれば勝ち。
 
部門毎に適切なゾーニングが出来れば
 
グルーピングについて問われる前に勝負はつきます。
 
 
にしてもやっぱダメ。廊下係数が1.3を下回っています。
 
私の基準として、廊下係数は1.3以上欲しい。
 
余裕度がある程度担保されないとコマプランで時間が無駄に過ぎてしまうので
 
このウツワを採用したかったが、断念。
 
やっぱりウラ模試。厳しいな。
 
 
ホントはあまり使いたくなかった別のウツワ(パターン2)を採用することにします。
 
この時点でパターン3はパターン1よりウツワ面積が小さいので自動的に消滅します。
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 


2014年7月2日水曜日

一発逆転模試(製図です)思考プロセス2

続いてウツワ出し。

パターン1

パターン1。

ウラ模試だけあって、このウツワにはさせてくれないだろうと思いつつ、

もしかしたらという願望の下、ウツワを出してます。990㎡。





パターン2
 
パターン2。パターン1よりチョット妥協案。
 
利用者用のアプローチと駐車場スペースを考慮して、万が一納められなかった場合を想定して
 
南側のアキを5mとっています。1044㎡。
 


 
パターン3
 
パターン3。パターン2の変形バージョン
 
均等スパンの方が何かと計画しやすいよね?ということでこの計画。
 
あれ、パターン1とほぼ同じ面積だ。
 
これじゃパターン1を採用した方が計画しやすいか。980㎡
 
 
 
パターン1~3を出しながら一番計画しやすそうなのは間違いなくパターン1。
 
階振りで無事いけるかどうか不安で一杯ですが、やらなきゃ分からない。いくしかない。
 
パターン1でいけなければパターン2でいかないといけないのかなという感じ。
 
この時ウツワのパターン4は想定していませんでしたが、
 
階振りで撃沈しまた戻ってきてパターン4を出すことになります。
 
satoさんのウツワは私の中では最後の最後の手段としてます。
 
なぜって、外構計画をとれるスペースが全くなさそうなので、
 
まとめきれるか自信がないからです。
 
私の中ではsatoさんのウツワはパターン5
 
模範解答例ではsatoさんのようなウツワになるかもなと想像しながら階振りに進みます。
 


一発逆転模試(製図です)思考プロセス1

みんなが想定しそうな思考をたどっていこうと思います。

とりあえず諸条件を書き出し、プログラム図まで作成する所は機械的作業なので省略します。

落としどころは前の感想でチョット書いたように

条件が多すぎてなんか大変そう、やばい、まとめられないかも;って感覚があります。

そうは言っても今まで自分がやってきたエスキス手順に変更はないので

やれるようにやっていくしかないですよね。

ビビらない(そう思っている時点でビビッてますが)



とりあえず次のプロセスはAPZです。

 
パターン1
 
パターン1:メインアプローチを東側から、管理アプローチを南側からとる。これは基本的なアプローチの形ですよね。
 
 
 

 
パターン2
 
これは短辺方向からのアプローチ。
 
突き進んでやってみると分かりますが、コアの配置が結構悩ましいアプローチなんですよね。
 
エントランスホールから屋外庭園までのアプローチも遠くなるし、
 
集会・生涯学習部門orスポーツ部門までの1階アプローチも距離とられるので
 
コンパクトにまとめるのには結構スキルが必要になるような気がします。
 
私的にはスキルレベルが足りないので出来れば避けたい案。
 
やらざるを得ない状況に追い込まれたらやりますが、、とりあえずパターン出し。
 
 
パターン3

 
意外と忘れがちなパターン3
 
屋外庭園で北東側の空間が開くので、南東側に駐車場関係をギュッとおしこめることが
 
可能なんじゃないかと思ったので出してみます。
 
 
パターン1~3まで出してみて、一番王道なのはやっぱりパターン1かな。
 
ということでパターン1で進めることにしています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 
 
 







2014年7月1日火曜日

一発逆転模試(製図です)解いてみた感想2

私の中での落としどころは

1.スポーツ室の高さ処理(1階 or  2階)

2.既存樹木ジャマ

3.屋外庭園の位置(木があるしなんとなく東側?)

4.APのしにくさ(短辺か長辺かのAPによって計画のしにくさに影響)

5.全てを処理するだけでクリア出来る難易度(細かい所は気にしない)

1~4がおおよそ捌ければ、後は多少犠牲系発動しても本番では生き残れるような気がしますが、逆に1~4はじっくり考えないとプランニングの難易度が上がるかもなと思いました。

安易に決めちゃダメ。(なんとなく東側?とか言ってますが;)

決めたなら理由をしっかり説明出来るようにしておくといいです。


吹抜け面積は風除室上部引くと60㎡確保出来ないーとかいう方もいるかもしれませんが

本番では風除室上部含めても見逃してくれそうな気がします。(この難易度の課題だと)

この辺は時間と相談しながら割り切ってもいいと思います。

添削講師はしっかり減点してくると思いますのでその覚悟の上で。


また管理用EVって今回いるの?とか思った人いますか?

私は思いました。

EVは適切に計画すればいいんですよね。

一発逆転模試(製図です)解いてみた感想1

しばらく調べ物をしながらと思っていたのですが、

諸事情があり6日迄に(5日じゃないよ)エスキスくらいはまとめておいたほうがいいんだろうなと思ったので手を動かすことにしました。

相変わらず難しそうな課題ですね。。

「条件が沢山あるし、樹木もあるわでエスキス時間内にまとめるのが大変そう。」

そう思った方が多いのであればその感覚は大切だと思います。

この課題文のレベルでしたらまとめあげた者勝ちみたいな所は少なからずありそう。

その辺の感覚を持っていると

エスキスは多少長めに取ろう。作図はササッと終わらせて時間を削ろう。

と戦略をとるのも大事です。


ところでアプローチ計画についてsatoさんがおっしゃっていましたが、チョット補足。

短辺方向からのアプローチでも長辺方向からのアプローチでも

「位置とした理由」と「動線計画において工夫したこと」がかければどちらでも良いと思います。

理由は何かしら説明出来る要素があればいい、くらいで考えて下さい。

間違っていなければいいんです。

素直な施主がうなずいてくれればいい。

接道距離の長い方からのエントランスの方が計画がまとめやすいというのはホンネですが(笑)

まぁ、厳密にいうとこれは内部動線計画のお話。

記述には当然ながら書かない。

利用者用のアプローチと管理者用のアプローチを別々に計画することで明快な動線計画とした

車いす利用者用駐車場からのアプローチを主出入口に近づけて計画することで利便性に配慮した

レストランの外部からのアプローチを駅の通り沿いの南側道路に面して計画することで集客性に配慮した

他にも説明出来る要素はあります。

主出入口の位置についての説明を求められているわけではなく、

建物のアプローチ計画についての説明を求められているので、

その文章の内容に当てはまる所を説明してみればいいと思います。

この辺は引き出しの中にある文章で十分対応可能ですよね。

自分の計画を阻害しないような説明をして、みんなのやりやすいアプローチ計画で進めて欲しいです。