2014年8月29日金曜日

メモ(道の駅)

相変わらずsatoさんのブログは熱いです。

紹介されていたページ↓

「道の駅」による地方創生拠点の形成

参考事例はホント今後の参考にされたし。


個人的には前TVにも放送された田園プラザかわばが魅力的に思っています。



課題文が全て

最近もやもやしてたので記事を書こうかと思っていたら

博士さんが同じタイミングで記事にしてくれていたので

リンクさせて頂きたいと思います。

落ちないプランを作るために欠かせない製図試験の優先順位感覚


>これまでの実務経験や見学した建物、解いた課題などと矛盾していても、課題文に従ってください。

完全に同意です。

____________

この試験は見学した建物を見て再現しなければいけない試験ではないです。

プランニングには優先順位があります。

①課題文の要求事項→②空間構成→③多数派思考

①と②を満たせばその時点で合格です。

ただ本試験では試験後2ヶ月あまり他の受講生のプランを見て不安になったりします。

出来る限りその不安を解消するために出来る限り多数派思考に近づける③を

エスキスでかけられる時間を可能な範囲使って①~③を極力満たしていきます。


見学した建物と矛盾しているかもと思うような場合は、建築にあまり詳しくない施主に理由を説明出来る記述を用意してあげて下さい。

どうしても施主が要望するのであれば課題文で要求します。

それに従って設計者がプランニングするだけです。


課題文が全てです。







2014年8月26日火曜日

屋外階段(追記)

「屋外階段を鉄骨造にするメリットは仮に伏図からもれてしまっても不整合ととられにくいということでしょうか?」というメールを頂きました。

結論は「不整合とならない」ということです。

基本的に階段は鉄骨造であっても2階梁伏図には記載した方が無難です。

梁伏図のなんたるかが分かってない!って声が聞こえてきそうですがガン無視です。

鉄骨の階段でも2階梁伏図には書く習慣はつけましょう。

本番で屋外階段を鉄骨造として計画し、2階梁伏図に書いている図面は過去の図面にはありますが、仮に2階梁伏図に屋外階段を記入モレした場合でも2階平面図に「鉄骨階段」という文字をいれていることによりランク4を免れている図面を過去の図面で多数見てきました。

そんな一言をいれるかいれないかでランク4になるかどうかが分かれているのが現状です。

重大な不適合という項目で「階段の欠落等」と明記されている手前、試験元としてはチェックせざるを得ないのです。

極力屋外階段は書いて欲しくない。でもどうしてもあなたが書くのであれば2階平面図の屋外階段作成時には一言「鉄骨階段」と書いて下さい。

と私が言う理由はそこにあります。

2階梁伏図に屋外階段を書かないことで作図時間短縮!と考える思考の持ち主は相当強い心を持っていますが、リスクが大きすぎる箇所はそれなりに慎重にやった方がいいですよね。

そもそも重複距離オーバーって減点なの?という所は前回記事のミッチさんへの返信のように考えています。

2014年8月25日月曜日

お願い(屋外階段)

最後は自己判断になりますが、道の駅の重複距離が20m超えたからってすぐ屋外階段を計画するのはやめて欲しいです。。

私個人的には屋外階段を計画して重複距離オーバーをさける行為より、外部階段は計画しないで歩行距離の数字をゴニョゴニョする方が受かりやすい気がします。

屋外階段はランク4のリスクが非常に高くなる行為です。分かっていてもやってしまう上下階不整合。1,2階平面図と2階梁伏図の確認モレが本当に怖い。

試験元に早々と図面をポイされないようにするためには、内部で階段は収めた方がよいと思います。

とはいえどーしても外部階段を計画したいあなたへ。
この不整合を無くし、作図量を減らす最良な方法は2階平面の屋外階段に一言「鉄骨階段」と表示をしておくこと。

私が言いたいのはリスクのコントロールをして欲しいなという所です。

2014年8月22日金曜日

ここからが踏ん張り所

道の駅についてはなんとなくプログラムはつかめてきましたでしょうか?

本試験課題が発表され、参考図書探したり、実例見学に行ったり、基本的なプログラムを把握するための課題文を解いたり色々していると思います。

課題が発表されてから私のブログが一時期は1日500アクセスだとか
大変賑わっていましたが、今は少し落ち着いてきました。
ちょっとホッとしています。

さて、みなさんお元気ですか?
バテていませんか?

製図試験は残り50数日ライバル同士で走り続ける耐久レースだと思って下さい。
イメージ的には製図のトレイルランニングみたいな感じでしょうか。

眠いならしっかり寝て下さい。体調が崩れないように
集中出来る環境に自分を置くことも戦略ですよ。

課題については今はまだ基本的な内容ですので
どうにでもなる課題かと思います。

その間にしっかりエスキス手法をマスターしておくと
後半も特に困らず無難にまとめきれる力がついていくと思います。

ここでしっかり準備していないと後半にしっかりスランプが訪れます。
今まで解けたのに、なんで解けなくなるんだろうということのないように。
自分のエスキス手法が全く定まっていない方は今の内に
みろく式でも私のやり方でもどちらでも構いませんので
トライ&エラーしながら自分なりのエスキスを確立させて下さいね。

2014年8月14日木曜日

職場の後輩様

職場の後輩が初めて1級学科試験を受けたので、

最初から合格点とるのは難しいかなと思っていましたが、

無事100点超えをたたき出して今製図勉強に取り込んでいます。


私は学科突破するのに何年もかかったので私なんかよりもすごく優秀なんだろうなと思います。

そんな彼が最初に私に聞いた質問は

「ランク1とランク4ってどっちがいいんですか?」

でした^^;

いやしかし、こういう人が効率良く勉強し最後はまとめてくるんだろうと思います。

ピパーチさんのように。


今彼は一生懸命トレースしていますが、

「バリアフリー階段はどこまで表現する必要があるんですか?」

とか

「設備機械室は2階ではダメなんですか?」

とか作図する上でのプランニングストレスを減らすための質問をしてきています。


彼も私のアドバイスから学んでいると思いますが

私も彼から効率の良い勉強方法とは何かを学ばせてもらっているような気持ちになります。




2014年8月13日水曜日

純ラーメン構造なのか。ラーメン構造なのか。(独り言)

どっちでもいいと思いますが「純ラーメン構造っす!」って言いきっちゃった方がカッコいいよね。

純ラーメン構造だから「靱性に優れて自由な平面計画が可能な架構形式」という記述が書けるのに

ラーメン構造と純を抜いて書くと
「靱性及び耐震性に優れ自由な平面計画が可能な架構形式」
って書かないといけないの?みたいになるし
そもそも耐力壁ってどこなの?凡例に書くようなの?みたいに墓穴掘ってくし

ラーメン構造って記述で書いてるのに、
「靱性に優れ自由な平面計画が可能な架構形式」
って書くと、「あれ、耐力壁は結局ないの?」みたいなモヤッとした気持ち残るし。

なーんか胸がスッとしない。

標準解答例見るとRC壁をジャンジャン書いてるけど、凡例に耐力壁ないから純ラーメン構造ってことだし。

等々。

どっちでもいいといいつつ、「純ラーメン構造って書きましょう」って言ってますよね、私。

2014年8月12日火曜日

管理事務室の位置

管理者が利用者の入退状況を確認できる位置に管理事務室を置くのではなくて
利用者が建物に入って分かりやすい位置に管理事務室を配置することで
利用者が事務室の窓口を利用しやすい計画にするんですね。

矢印の方向が逆なんですね。

2014年8月11日月曜日

ガイヤの夜明け2

内容としてはこれからの道の駅をどうするかという話しでしたが

ソフトの話がメインになっていました。

建築的には「ソフトをジャマするような建物にはしない。」という

謙虚な姿勢でいる必要がありそう。

建築の力で道の駅をなんとかしようと思うこと自体よろしくないのかもしれませんね。


逆を言えばソフトが充実した道の駅が今求められているということなのかもしれません。

温浴施設がある道の駅を実例見学するだけではなく

そういう利用者に求められている道の駅を見学するのがよかったりするのかも。


2014年8月8日金曜日

質問の回答

ミッチさんからの質問。

せっかく質問して頂いたので皆さんに分かりやすい所でブログ記事にしたいと思います。

(質問1)
アプローチの検討のあとゾーニングの検討をしていますが、naraさんのやり方はそれを省いているのはなぜでしょうか?自分としてはウツワを出す前にゾーニングを検討するのは難しいと思うのですが

(回答1)
私はアプローチとゾーニングを同時に検討しているので省いているわけではないんです。

利用者のアプローチが決まるとその先は共用部門が展開されますよね。

管理者のアプローチが決まるとその先は管理部門が展開されますよね。

利用者と管理者のゾーニングがなんとなく決まると残りの「その他部門」がどうなるのかが見えてきます。

その他部門が一直線上に計画されるのか。

その他部門がちぎれて計画されるのか。

その他部門がぐにゃっと曲がった形で計画されるのか。

どのような計画がプランニングしやすいのかがざっくり見えてくると思いますので

その中で何パターンか出してやりやすいプランを選択するんです。

ここでのゾーニングはざっくり検討するくらいですよ。

コマプランの検討の時みたいにボリュームを考慮したゾーニング検討とは違います。

ミッチさんの場合はまだアプローチとゾーニングを同時にやるのが難しいと思いますので

本に書かれているようにアプローチはアプローチだけ検討。ゾーニングはゾーニングだけ検討

とした方が検討事項が細分化されて分かりやすくてミッチさんにはいいかもしれません。


(質問2)
naraさんはウツワを出した後スパンを決めずコマで検討していますが、ウツワでどのような数字が出ても24コマベースで考えているのでしょうか?

(回答2)
2階建てが要求されている場合の基本的なコマは6×4コマになります。

その理由はA2に適切に収まる大きさになるからです。

この6×4コマが計画出来そうなウツワなら積極的に6×4を採用した方が

プランニングがやりやすくなると思います。

ただ、どのような数字が出ても24コマとは当然なりえませんよね。

短辺方向が18m~23mくらいだったら3コマくらいかなあとか考えると思います。

そのあたりは6m~8mスパンを想定しながら6×3になるのか6×4になるのかを

ウツワを出してから何コマでいくか検討してもいいと思います。



2014年8月6日水曜日

道の駅(温浴施設あり)考察14

屋根形状について

道の駅とは、景観に十分に配慮し地域の優れた景観を損なうことのない施設計画とうたっています。

だから陸屋根NGという話しではないのですが

課題を解くときに陸屋根にしたい気持ちはそっと胸の奥にしまっておくのが

今年についてはいいのかもしれないです。

実例見学やネットの事例を見ても、勾配屋根の建物が非常に多い印象を受けます。


課題文に従うことが大前提ではあるのですが

勾配屋根と景観配慮をどう結びつければ適切な記述が書けるのかとか

そのあたりを考えてみるのも記述対策としては面白いのかもしれません。


「建築計画の景観配慮について工夫したこと。」

とはいったい何が考えられるか。

ガイヤの夜明け

myuさん情報により、昨日テレビ番組「ガイヤの夜明け」を見てみました。

myuさん教えて頂いてありがとーございました。


道の駅奥深い。。

情報発信にチラシ掲示してるだけじゃダメだよ、ホント。

今度時間あった時に関東一の道の駅覗いてみたくなりました。


今年の課題は本当に楽しくなる建物ですね。

__________


先日私の知り合いから嬉しい連絡がありました。

思わず電話してしまい、短い時間でしたがお話しさせて頂きました。

久しぶりだったー。よかった、ホントよかった。嬉しかったです。。

迷惑にならない範囲で私もサポート出来ればなと思います。

よろしくお願いします。

2014年8月3日日曜日

施主は何を望むのか

道の駅の定義がなにやらややこしくて混乱しそうになりました。

そういう時は基本に返って

「施主は何を望むのか。」

と考えると何を図面に表現すべきか分かってきます。

施主とはこの場合誰か。



施主は市町村または市町村に代わり得る公的な団体(以下、市町村等)です。


では、市町村等は道の駅に何を最も望むのか。

それは駐車場ではない。ましてや24時間トイレでもない。

駐車場やトイレは道の駅の定義付けに必要不可欠な要素であることは間違いないし

必要な施設の一部であることに変わりはないのですが

市町村等の腹の中では、そんな定義はさっさとクリアしてもっと利用者にアピールしたいものがあると思っているような気がします。


うちの地元を積極的にアピールし、道の駅の利用者にもっと地元を知ってもらいたい。

地元で行う行事イベントを情報発信し参加してもらうことで、もっと地元と利用者との距離を縮めたい。

地元で取れる野菜、果物等をもっと利用者に食べてもらいたい。

地元の特産品を知ってもらい、お土産として利用者に買ってもらいたい。

地元で沸く温泉に浸かって利用者に心と体を癒してもらいたい。


駐車場とトイレを除く道の駅の空間は全て地元アピールをしたい気持ちがあふれている施設です。

温浴施設だってただの浴室じゃないはずです。

必ず地元ならではのアピールが仕込まれています。


この製図課題は現地に足を運んで実例を感じてもらわないと

伝わらないものなんだろうな。

ネットで見ただけで行った気になっている人ほど危険ですから、

受験生は是非しっかりと実例を見て目を養ってください。




2014年8月1日金曜日

道の駅(温浴施設あり)考察12

今までの考察は実例見学を通じた自分の道の駅に対する体感を記事にしてきましたが

「道の駅は駐車場がメインで外部便所がサブだぞ!」とおっしゃられている声が聞こえました。

私の体感とは全く異なっていたので

satoさんのブログを再度読み返してみますと

確かにその通りでした。


温浴施設のある道の駅


しかしハナからメインもサブも無視している予備校がいるとかいないとか。

いったい道の駅ってなんなの?

奥が深い。。


大前提として1級建築士の試験では、建築物を設計するわけですので

駐車場を色々こねくり回す課題はまぁ出ないでしょう。


24時間トイレについては

計画建屋内に組み込むのか

課題文で最初から離れに計画されていてアプローチがらみで出題させるのか。

まずはそこからなんですね。


satoさんのリンクして頂いたサイトを拝見すると

外部便所は便器数が概ね10器以上あればよさそうだということが分かったので

やっぱり24時間トイレは最低1コマくらいで十分なのかもしれないなと思えた次第。

道の駅(温浴施設あり)考察11

去年製図を受けていない方は全く意識する必要ありませんが

去年の浴室動線と今年の浴室動線はチョット異なります。

去年の浴室はエントランス入って、比較的奥まった所に配置されている事例が多かったです。

それでもよかったんです。
受付をしていったん荷物を部屋に置いて、着替えの準備を持って浴室を目指す動線になりますから。

今年の浴室は奥まった位置にあると分かりにくくなってしまうので気をつけて下さい。

エントランス入ってから利用者がすぐ分かるような動線でないといけないんです。

目の前にないといけないということではなくて

明快な動線計画をエントランスホールで表現しないといけないと思っています。

エントランスホール入って左が食堂、右が物産コーナー。
正面奥に階段があってそこをあがると右が休憩コーナー、左が浴室ですよ、みたいな。
例えばの話しですけど


また今年の浴室利用者は車を降りてエントランスホール入って直接向かう動線になります。

事務室で受付もしません。

浴室専用のカウンターがあってそこで浴室利用者は受付をします。

道の駅は人がものすごく多いですから

全体総括する事務室で浴室のお客さんの対応をしている余裕はないと思っていた方がよいです。